「フィットネス」と「エクササイズ」、両方ともよく耳にする言葉ですが、この二つの違いをご存知でしょうか?

今回は、フィットネスとエクササイズの違いをご説明します。

フィットネスとエクササイズは同じ意味?

はてなマークが刻まれた積木

フィットネスという言葉はよく耳にしますが、その意味は良くわからないという人は意外と多いです。

フィットネスとは、「身体を最良な望ましい状態にすること」を指します。一方、エクササイズは、「運動」を意味します。

したがって、健康づくりのために運動することはフィットネスになり、その手段であるウォーキングやジョギング、筋力トレーニング、ストレッチングといったものはエクササイズになります。

フィットネスでは以下のようなことがポイントとなります。

  • 身体機能や運動能力を高めるためのトレーニングを取り入れながら、自分の体力に合った内容のものを継続していく。
  • 健康維持や増進を目的とした場合は、高強度で疲労困憊に至るまで追い込んでしまうと免疫力が一時的に低下してしまう恐れがあるため、強度をコントロールしながら年齢に見合った運動を心掛ける。
  • 日常生活動作で必要となる筋力や心肺機能を向上させることで、身体を動かすことが楽になり積極的な毎日を過ごせるようなる。

高齢者の方にこそフィットネス

ヨガマットの上にフォットネス文字と女性のフィギュアが置いてある

現代社会の生活では、便利な家電製品、インターネットやAIの普及によりあまり身体を使わないで済むようになりました。
人間は日常で加わる負荷をもとにして自身の体力を調整しています。

普通に暮らしていると、筋力や持久力といったものをあまり必要としないために体力が低下してしまします。
特に高齢者では一般成人に比べて活動量も少ない傾向があるので注意が必要です。

したがって体力低下を防ぐためには日常で加わる負荷よりも大きな負荷を加えることが必要になります。

これをトレーニングでは過負荷の原則またはオーバーロードの原則と呼びます。

高齢者は、ハードに追い込むような運動は難しいですが、フィットネスの考え方をもとに無理なく適度な運動を心掛ければ誰でも続けられます。

また、フィットネスは身体を最良な望ましい状態にすることなので、筋力・持久力・柔軟性といったものをバランスよくトレーニングすることが大切です。

筋力はダンベルやバーベルといった重りを持たなくてもスクワットや腕立て伏せなど自分だけの体重で十分に負荷をかけることができます。

持久力はジョギングをしなくても早歩きや坂道を歩くなどをすれば高めることができます。

柔軟性もバレエダンサーのような柔らかさは理想ですが、ご自身で動かしにくいなと思うところを軽くストレッチングするだけでも効果は十分にあります。

また、腰痛や肩こりなどがある場合は、痛みのない範囲で運動を行うことが大切です。

このように運動は特別な器具がなくても、いつでもどこでもすることができます。
運動を続けることで体力が向上しますので、少々のことでは疲れにくくなります。

体力に余裕がでれば旅行や趣味など自分のやりたいことができるようになり、介護予防にもつながるためより豊かな人生を送ることができます。

有酸素性運動で心肺機能の強化を!

健康づくりのためにウォーキングをする夫婦

人間の身体は継続的に負荷を加えることで心肺機能が強化され、それによって活動的な毎日を送れるようになります。

心肺機能の強化におすすめのトレーニングは有酸素性運動です。
有酸素性運動とはウォーキングやジョギング、水泳などの持続的にできる運動を指します。

有酸素性運動を行うと心肺機能を発達させる以外にも、脂肪燃焼による減量効果も期待できます。

運動不足は二の腕やお腹・太ももなどに贅肉がつくだけではなく、脂肪が過度に身体に蓄積されてメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を発症するリスクも高まります。

糖尿病や高血圧症、脂質異常症などを予防するうえでも普段から有酸素性運動を行うことをおすすめします。

介護予防のための運動についてお知りになりたい方は「プロがつくった!介護予防のためのおすすめ運動プログラム教えます」も併せてお読みください。

この記事を書いた人

パーソナルトレーナー齊藤登

トータルフィットネスサポート代表
齊藤 登

2004年に栃木県宇都宮市にて有限会社トータルフィットネスサポートを設立しパーソナルトレーニング、国民体育大会の帯同トレーナー、医療機関での運動指導、スポーツや医療系専門学校の講師、運動や健康づくりに関するセミナーの開催などを中心に活動している。

NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)ジャパン北関東地域ディレクターとして、日本におけるストレングス&コンディショニングの普及およびスポーツと健康に携わる専門職の育成にも力を入れている。

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